川口千里 師匠との出会いや練習方法は?師匠のプロフィール、弟子たちは?

ジャズアベンジャーズのリーダーとして、凄腕ドラマーとして大活躍の川口千里さん。

川口千里さんの師匠との出会い、練習方法、プロフィールや弟子の方々を紹介します。

川口千里 師匠との出会いと練習方法は?

川口千里さんは、その目も止まらぬ超絶高速ドラムとドラミングフレーズが「手数姫」「千手観音」の異名をとる所以ですが、その師匠は「手数王」として知られる菅沼孝三氏です。

川口さんが師匠の菅沼氏に出会ったのは、8歳のとき。

当時、地元三重県四日市にあるドラム教室で女性講師が、名古屋で菅沼氏のグループレッスンがあることを聞きつけ、勧めてくれたのがきっかけです。

8歳といえば小学校2年生。そのころ、この人を師匠と決めて練習に励む姿が感動的です。

課題曲はドラムレジェンドの一人デイブ・ウェックルの超絶難しい曲超絶技巧で知られるジャズピニスト、ミッシェルカミロの変拍子の難解曲師匠の菅原氏は伴奏譜を渡しその場で指導しました。

川口さんはそのころ楽譜は読めない代わりに、師匠がたたいてみせたドラミングを必死でまねていました。

その様なハードな練習は通常の小学生が耐えられないのではないかと思いますが、川口さんは特に抵抗なく練習してたのでしょうか。 すごいと思います!

師匠はその後もハードな練習で、ロック、ジャズ、フュージョン、ヘビメタなど様々なジャンルのドラムを練習したり、自身のバンドにも飛び入り参加してもらうなど、かなり手荒い実戦経験も積ませていました。

そのくらい吸収が速かったのだと思います。

川口さんが12歳ぐらいのころ、

菅沼さんのバンドである「FRAGIL」のギタリスト矢堀氏に「小学生の時点ですでにしなやかな感性を表現できる域まで達している

と言わしめたほどです。

川口千里 師匠のプロフィールは?

師匠の菅原幸三氏は惜しくも2021年に他界されましたが、チャゲ&飛鳥や谷村新司、吉川晃司など共演したアーティストと数多くの共演歴を持ち、世界的に著名なモントルージャズフェスティバルにも参加した、日本を代表するドラマーの一人です。

その歩みを時系列で見ていきたいと思います。

菅沼孝三氏は1959年10月 大阪府生まれ。

8歳でドラムをはじめ、幼少期からドラマーとしてテレビに出演。その腕前を紹介されています。

このあたりは川口さんと同じで、そのころの自分を見ているようだったんでしょうか。すでに才能を見抜いていたんだと思います。

15歳でプロデビュー

1975年15歳でプロデビューして、大阪の梅田やダンスホールなどに出演。

1978年 関西の伝説的ロックフェスティバル「88ロックディ」にてベストドラマー賞を受賞

1987年 CHAGE and ASKAのバックバンド「BLACK EYES」に結成時から参加

ヤマハドラムスに移籍したのはこの年です。

1991年 渋谷ヤマハにて「菅沼孝三ドラム道場」開校

このころ伝説の「菅沼孝三ドラム道場」を開講してたくさんの弟子を育てました。

1992年 自身のユニット「FRAGILE」結成

川口千里が小学生の時、ゲスト出演したバンドです。この時すでに、川口千里さんは表現者としての感性を持っていると言われていました。

1992年ごろから 著名ポップアーティストとの共演をしています

1992年から 「織田哲郎」、「工藤静香」、「TOSHI(XJAPAN)、「谷村新司 レギュラードラマー」

1997年 「Montreal Drum Fest’97] カナダ モントリオールのドラムフェスティバルに日本人初の出演

2000年 海外進出と教則本などの執筆活動にも精力的に参加

2000年 教則ビデオ「The 手数王」(リットーミュージック)をリリース

「マーシャルフェスティバルに日本の「char」氏ととともに参加

001年 ニューヨークでレコーディングしたソロアルバム「KOZO」をリリース

2002年アメリカ、タンパ、オハイオ、コロンブスにてドラムクリニック開催

2011年 「菅沼孝三&天地雅楽のドラムコンテスト」を開催。

youtubeで動画を投稿するエントリーする応募方法で「川口千里」や娘のSATOKOらのデモプレイが話題となりました。

2014年以降 海外ライブに出演し、50周年記念アルバムもリリース

2014年 モントルージャズフェスティバル「フジロックフェスティバル」オレンジステージ トリプルキングで出演

2018年 ドラマー活動50周年記念アルバム「Drum Paradise」を発売

その後もアーティストとの共演や海外ツアーなど数えきれません!! 素晴らしい活躍でした。

2021年 11月 惜しくも 大腸がんのため 他界。

62歳でした。訃報は翌日娘であるドラマーの「SATOKO」が自身のSNSで伝えました。

ポート予定のASKAツアーには、娘のSATOKOが菅沼孝三のドラムセットを使用し 参加しました。

最後のツアーを娘さんが務められたのは感慨深いです。

川口千里 師匠の弟子たちは?

川口千里をはじめ、娘であるSATOKO(FUZZY CONTROL) 坂東慧(TーSQUERE)、影丸(ジグザグ)、今井義頼、内田龍芽、平陸、外薗雄一、シシドカフカ、矢野顕太郎、CHITTAなど。

たくさんのお弟子さんたちが巣立っています。

まとめ

・川口千里さんの師匠は菅沼孝三氏

・川口千里さんは8歳に出会い、稀有な練習方法で育てられました。

・師匠の菅沼氏は弟子として娘のSATOKOさんやシシドカフカさんなど、たくさんのドラマー才能を見出し、育て、旅出ささせる。偉大なドラマーでした

 

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