山中千尋さんは、幼少期から培ったクラシックの素養と、世界で磨いたジャズの感性を併せ持つ稀有なアーティストです。
彼女の演奏は、伝統を重んじながらも常に新しい挑戦を続け、聴く人の心を揺さぶり続けています。
山中千尋さんの結婚のこと、経歴、プロフィール、アルバムのこともまとめていますのでご覧ください。
山中千尋は結婚している?夫は?
アルバムジャケットなどを拝見すると素敵な方なので、そんなお話はたくさんあるのではないかと思いますが、今のところ結婚の情報はありません。
夫の情報も記述は特にありませんでした。
また現在ニューヨーク在住なので、日本まで情報はあまり流れて来にくいかもしれません。
山中千尋の年齢は?
山中千尋さんの誕生日は12月26日です。
生年は非公表とされています。
調べていくと1974年もしくは1976年という記述があります。
インタビューなども確認してみましたが、特に話題にはなっておらず記事数としては1974年が多いのですが、本記事ではお若い方の1976年と仮定することにいたします。
2025年12月時点で49歳になります。
そんな感じにはまったく見えませんけれど。。
世界的ジャズピアニストの上原ひろみさんが1979年生まれなので近いかもしれません。
山中千尋の経歴、プロフィールは?
▪️生まれは母親の故郷の福島県郡山市。
15歳の中学卒業まで群馬県桐生市で過ごされています。
桐生での暮らしは思いのほか、心に残っているらしくコンサートの最後に桐生市の盆踊りで演奏される「八木節」をよく弾かれるとのこと。
映像を拝見しましたところ原曲がかすかに、そうかもという感じでかなりの「山中アレンジ」です。
お母様はハープを弾かれ、お父様はフルートを吹いてらして、バッハなどの古典音楽がよく家で流れていたそうです。
そうした環境なのでピアノは4歳から始められています。
▪️高校、大学は東京都調布市にある桐朋学園大学音楽部
指揮者の小澤征爾さんやピアニストの羽田健太郎氏などを輩出している名門桐朋学園大学。
その練習は凄まじく一日16時間ぐらい練習するとのこと。
それって寝てる以外練習するっていうことですよね。
すごい気迫です。
その練習に対して千尋さんは、違和感を感じてたらしく、ある時クラシック練習の中で即興部分がある曲、モーツアルトの曲を弾いた時に即興部分が最初は弾けなかったとのこと。
その頃から、ピアニストとしての将来性に不安を感じ、ジャズへの転機となり渡米のきっかけとなりました。
▪️桐朋学園大学を卒業しバークリー音楽大学へ入学
バークリー音楽大学ではジャズ作曲学科を専攻し主席で卒業しています。
在籍中はバイブラフォンの巨匠ゲイリーバートンやピアニストのジョージラッセルなど数多くの著名アーティストと共演をし高い評価を受けます。
▪️バークリー音楽大学を主席で卒業後、2001年にファーストアルバム「Living Without Friday」をリリース。
このアルバムは大手CDショップのジャズチャートでトップセールスをマークしています。
拝聴してみると、ジャズらしいスィングが前面に押し出されたライブハウスで聴いているような臨場感のあるアルバムです。
▪️2004年 名門カーネギーホールへ出演
ニューヨークと日本で活動を続けながら、世界の音楽の殿堂 名門カーネギーホールへ出演します。
カーネギーホールは1891年に建てられたホールで鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーによって創設されたホール。
クラシック、ジャズ、ポピュラーなどジャンルは幅広くかつてはニューヨークフィルの本拠地でした。
このホールに出演することは音楽家にとってとても栄誉なことであり、その後の音楽活動に大きく影響しています。
▪️2005年 日本のテレビ番組「情熱大陸」に出演
番組では「山中千尋 ニューヨーク・トリオ・ツアー2003」の活動が紹介され国際的な活動が広く伝えられた。
その後は、国内外のライブを出演し、ほぼ毎年1枚から3枚のアルバムをリリースしています。
そのアルバム作りはコロナ禍でも続けられておりそのエネルギーは凄まじい。
その華奢な体のどこにそのようなパワーが隠されているのだろうか。
調べていくうちにあるインタビューの中にこんな話を見つけました。
朝5時にピアノを弾き始めて気がつくと夕方の5時になっているということは、ごく日常的です。
ピアノに向かっている12時間は何も食べません。水を飲んで、ガムを噛むだけ。
気づくと夜になっている。その時は集中しているという自覚もないんですけれどね。
作曲の時も、本を書くときも集中のスイッチが入ると10時間以上やめられなくなると言います。
ものすごい集中力ですよね。
だからこそ毎年アルバムを出せるのだろうとスタジオクロックは思います。
このリズムについていけるパートナーはどんな方でしょうか。
▪️2024年に26枚目?となるアルバム「carry on」をリリースし2025年10月には「Oola-la」をリリースする予定です。
「carry on」は自身の曲に加え生誕100年を迎えるピアニスト「バドパウエル」とムーンリバーで有名な「ヘンリーマンシー二」、そして「坂本龍一氏」の曲をトリオで演奏した作品です。
本人談によると体調が悪く、半年かかったアルバムとのこと。
ちょうど能登半島地震やイスラエル軍のレバノン侵攻などがあり世界が短時間に変わっていく様を語っていました。
拝聴した感じでは、そんなエピソードを感じさせない軽快なサウンドでありました。
曲について「マンシーニ」では「ムーンリバー」と「ひまわり」を取り上げています。
「ひまわり」は戦争によって引き裂かれる夫婦の悲しい姿を描いたイタリア映画の主題曲。劇中に登場する広大で美しいひまわり畑はウクライナで撮影されています。
「アーティストは炭鉱のカナリア」
と語る山中千尋は世界の不穏な動きを感じ取ってアルバムに密かな想いを載せていたかもしれません。
この激動の20数年を駆け抜けてきた山中氏の思いが収束している感があります。
そして2025年10月「Oola-la」をリリースし、20年ぶりのカーネギーホールで出演予定です。
国内外で大活躍の山中千尋さん!
これからも目が離せません!!
山中千尋 まとめ
・山中千尋 1976年12月26日 福島県郡山生まれ、群馬県桐生育ち。
・中学、高校を東京調布の名門桐朋学園大学でクラシックピアノ科に所属。
・大学は桐朋学園大学を卒業し渡米。バークリー音楽大学に留学し主席で卒業。
・2001年 ファーストアルバム「Living Without Friday」をリリース。
・2005年 ニューヨーク カーネギーホールに出演。
・2025年 27枚目のアルバム「Oola-la」をリリース予定。そして20年ぶりにカーネギーホールに出演予定
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