2024年7月21日 東京ドームシティホールにてブルーノート東京主催で、日本を代表するアーティストが5グループ集結し暑い夏を彩る熱い演奏を繰り広げました!!
当日は気温35度を超えるピーカンのお天気のもと、行列したその先のホールは超満員でフュージョンファンが大集合でした。
そのレビューをお伝えし、来年もこの素晴らしいフェスをジャズ フュージョンファンの皆さまとご一緒したいと思います!!
ファーストステージはジャズアベンジャーズ!
今 もっとも勢いに乗る新進気鋭のトップ女性ミュージシャンが集結した「ジャズアベンジャーズ」!
スタートはwakana デビュー作からの「TOP ME UP」で幕開け。
そして24年5月に発売したばかりの「8steps」の新曲を華々しくオープニングを飾りました!
なにせ、見るからにキラキラした4人のサックスが舞台狭しと飛び回り、天才的なドラミングに、サビの効いた、ギタープレイ、そしてグルーブ感満載のベースに、繊細なキーボードが絡みつく!
なんと贅沢な時間でしょうか。サックスはアルト2本の掛け合いとテナーとソプラノサックスの2本の掛け合いをさらに掛け合うという、全員で盛り上げていく様はとても壮観でした。
ギャラリーも最初から総立ちです!!
私もこのまま ずっと立ってるのかーと思いました!!
今回は5曲のみの短いパフォーマンスでしたが、その魅力は十分伝わったと思います。
それぞれにキャリアを築いてきた女子たちが集まっただけのことはあり、見応え、聞きごたえあり、感動しました!
ラスト「UNITE」でも総立ちでこれからの活躍が楽しみな皆さんでした!!
ここで、川口千里さんだけが残ります!
何が起こるのかと思っていると!
壮絶なドラムが始まりました。
そのあとTスクエアの坂東彗、神保晃氏などの大御所のドラムプレイが交互に折り重なり、さらに!
パーカッションの仙波師匠が登場しソロを展開。その流れでチックコリアの「SPAIN」が披露され大喝采でした!!
身震いしました。この流れ! おそらく、ブルーノートジャズ オーケストラのエリックさんの手によるものと思われます。
セカンドステージは「かつしかトリオ」
「かつしかトリオ」は聞き慣れないバンド名ですが、実は中身は「カシオペア」
元カシオペアの向谷氏、櫻井氏が突然現れ、「かつしかトリオ」のステージになだれ込みました。
「Brite life」や「MRI」など計6曲を披露。
トリオとは思えない充実したパフォーマンスで、オールドファンにお馴染みの向谷氏のトークも健在でした!
ほぼ漫才ですね。
感動のデュオから、新旧混合のメンバーでエキサイティングな曲で盛り上げたTスクエア
向谷さんだけがステージに残り、しっとりとした前奏を繰り出すとおもむろに、「伊藤たけし」さんが登場!
Tスクエア時代の曲で「Forgotten saga」で場内がしっとりとしたところで、その後Tスクエアのライブに突入!
今回は少しずつステージの余韻をグラデーションしながら、進めるという粋な構成でした。
「Dans sa chambre」や「Mystic island」など5曲を演奏。
中盤では元メンバーの「本田雅人氏」と御歳今年70歳の「伊藤たけし」氏が本田氏作曲の超難関曲を演奏。「Marveric Moon」を決めた。思わず本田氏は、「70歳なのに素晴らしい!」としきりに、盛り上げました! ちょっと逆効果?
オーディエンスもオールドファンが多いため、曲に合わせて飛んだり跳ねたり! ものすごい盛り上がりになりました。
ここでアコーディオンのCOBAさんの登場です。
世界的に活躍するアコーディオン「COBA」さんと渋いスパニッシュギターが魅力の「沖 仁」氏のデュオが始まりました。
情熱の「Libertango」「時間のプロフィール」など5曲を演奏。
エレクトリックなサウンドではない、アコーディオンとスパニッシュギターの音色が妙に刺さりました。
ラストはブルーノート東京オールスタージャズ オーケストラ
もちろん最後はブルーノート東京の誇るオールスタージャズ オーケストラでした。
今回はベテランサックスメンバーに加え、ジャズ アベンジャーズの「米澤美久」が参加。
ベテランテナーの「小池修」氏とほぼ対等にアドリブ合戦を繰り広げ、(私にはそう聞こえました)目に耳にも鮮やかなメモリーとなりました。
今年亡くなった、デビットサンボーンの追悼で「DREAM]など全6曲を演奏。
ビッグバンドというスタイルで、迫力のあるサウンドを聴かせてくれました。
そして圧巻は25分のアンコール!!
最後がすごかった!!
なんと全出演者の壮大な大メドレーでした。
これには観客が大歓喜です。
ジャズアベの「unite」かつしかトリオの「RED EXPRESS」
Tスクエアは人気曲「omens of love」、COBAさんは「SARA」
そして最後はエリックミヤシロさんのハイノートで決まる、
「Bird land」でフィナーレです。
本当に盛りだくさんのアーティストとコンテンツが満載の「ジャズ フュージョンサミット」
来年もよろしくお願いします。
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