先日 東京下北沢のライブを見に行ったところ、とても面白いジャズ喫茶を体験しましたので、レビューします。
「No Room For Squares」レビュー
場所は東京下北沢の「No Room For Squares」。
下北沢駅中央口から下北沢南口商店街を下っており切った「餃子の王将」の路地を少し左に入ったビルの5階にあります。
日頃は、アート的なジャズ喫茶で、ライブの時には、奥のスペースがステージスペースとなります。
エレベータを降りると何やらヴィンテージコーラっぽい自動販売機が目の前に!
入口どこ?
と思うとその自販機がドアになっていて、そこを開けると店内に入れる仕掛け!
入ってみると、インテリアもこだわり禁酒時代の酒場をイメージ!
年季の入ってそうな、大きめのカウンターとたくさんのお酒が並ぶ棚。
水道管のような配管を利用した照明。
不揃いのテーブルやソファーなど。
どこかの地下室にある秘密バーの雰囲気。
かつて1920年から30年ごろ、背景には犯罪や宗教的なこと、物資節約などの理由で、アメリカには禁酒法があり、製造・販売・輸出入が禁じられていました。
人々はみんな「潜りのお店」で飲んでいました。そのころの時代の秘密感が伝わってきます。
レストランにある本棚を開けるとバーが出現したり、スタッフルームを開けると飲み屋だったり。
そういう時代でした。そのオマージュだったんですね!!
それだけでワクワクします!
そして、その時代がジャズの一番最初に流行った頃で、ちょうどこの時代だったため、禁酒法時代のインテリアにしたとのことです。
やや暗めの照明でアジト感がすごいです。
印象派っぽいアーティスティックな油絵が正面と入り口に掛けてあり、非日常感を盛り上げてくれます。
今日はぎゅうぎゅうで人が多すぎでしたが、また来たいと思えるほどに愛着わきました!!
「No Room For Squares」どんな意味?
「No Room For Squares」(ノールームフォースクエアー)という店名は”堅苦しいやつはお断り”という意味です。
「スクエアーズ」は文字どうり四角で四角四面のお固いやつのことを指します。
こちらのお店は2019年に開業しました。
実は店主は、学生時代にジャズ研に所属していてサックスを吹いていたそうです。
1950年から60年代に活躍した「ハンクモブレー」というテナーサックス奏者の人気のレコード盤があり、そのタイトルが「No Room For Squares」。
店主の好きなプレイヤーの1人だったことからこの名前になりました。
「No Room For Squares」下北沢にあるジャズ喫茶
こちらのお店では、一流のバーを目指しつつも、下北沢という立地から学生も来られるように昼間はジャズ喫茶、土曜の夜はジャズライブ、平日はジャズをかけるお店を目指したそうです。
ですので、あえてジャズバーとは銘打ってないとのこと。
ライブに来てくれた人が平日カフェでくつろいで、カフェに来てくれた人がかかっているジャズを聴きにライブに来てくれたりという流れを作りたいと想いが込められています。
まとめ
・下北沢「No Room For Squares」はジャズ喫茶で、シックな禁酒時代の酒場をイメージ。
・名前の由来は、60年代のテナーサックス奏者「ハンクモブレー」の人気レコード盤タイトルから。
・「No Room For Squares」は「お固いのはお断り」という意味
・とてもワクワクするお店で大満足。また来たいと思いました!!
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