プロトランペッター、山崎千裕(ちひろ)。
大学卒業後、オリジナルバンドを結成してアメリカへ!
国内外で活躍されている山崎千裕さんのプロフィールやバンドのことなどをまとめましたので、ご覧ください!
山崎千裕はトランペット奏者?
山崎千裕さんは比較的数少ない女性プロトランペッターの一人。
バンドのフロントでグイグイパフォーマンスというよりは、バンド全体で音楽をまとめられている印象です。
音的にはとっても華やかで綺麗な音色です。
どちららかといえばクラシック的な音色とフレージングで真っ直ぐな表現が得意そうです。
トランペットの他にフリューゲルホルンというトランペットの仲間で菅がもう少し太くベルと呼ばれる音が出る円錐状のラッパが大きく、トランペットより柔らかい音が出ます。
このフリューゲルホルンも使って演奏します。
日本では吹奏楽団やクラシックのオーケストラに使用されることが多いかもしれません。
ジャズでは「アートファーマー」というミュージシャンがフリューゲルホルン奏者として有名でその中でも「亡き王女のためのパバーヌ」という曲が代表曲です。
ちなみに、諸説あるのですが、この曲は「ラベル」という作曲家がルーブル美術館に飾られているスペイン王女の絵画にインスピレーションを得て書いたという美しいバラードです。
山崎千裕のプロフィールは?
・1983年6月 東京生まれ。
・東京藝術大学音楽部を2006年3月卒業
・在学中より古楽器アンサンブルや「東京ブラススタイル」という金管楽器だけのバンドでの演奏活動をしていました。
・「東京ブラススタイル」は、2005年に結成されたバンドで女性10人で構成されています。
・当時としてはかなり新しい試みではなかったかと思います。
・トランペット3本、サックス2本、トロンボーン2本、キーボード、ドラム、ギターで10人で構成されています。
・当時の映像を見るとジャズアベンジャーズの芹田珠奈さんもサポートベースで参加されています。
・2010年にオリジナルバンド「山崎千裕+ROUTE14band」を結成
・2011年には1stミニアルバムを発売後 ロサンゼルス単独ライブを開催
アルバムを発売後いきなり、渡米して単独ライブとはすごい勢いです!
・その他の活動としてはミュージカル公演「ミュージックマン」「ミス・サイゴン」や宝塚歌劇「ベルサイユのばら」などでも演奏しており、多彩なジャンルへの出演をこなしています。
この辺はやはり大学で基礎を学ばれているからだと思われます。
・国内外でライブやフェスティバルで活躍されているほか、2020年ぐらいから東京青山のブルーノート東京オールスタージャズオーケストラに参加しています。
・また国立音楽院で講師もされていて、多彩ですね!!
山崎千裕+ROUTE14bandとは
・ROUTE14bandはトランペッター山崎千裕を中心に2010年に結成。
・名前の由来の記述はありませんが、メンバーが国道14号線沿いに住んでるのかなと、勝手に予想しています。
・バンド構成はカルテット(4人)で山下智(ドラム)、山本浩二(ベース)、高見英(キーボード)、Miz(ギター)で構成しています。
・結成時から海外進出を進め、2013年にはアメリカで開催された「SXSW2013」というアメリカ最大規模の音楽祭典に出場!
世界中の最新サウンドが集まります。
・「SXSW」というのはサウス・バイ・サウスウエストの略でアメリカのテキサス州で毎年3月に行われる音楽祭です。
・SXSWフェスティバルには日本人で珍しく10回も遠征をしています。
・過去日本からもキングヌーやXjapanのYOSHIKIさんなど著名な多くのアーティストが参加しています。
・その後は韓国(2015)、ニュージランド(2016)のジャズフェスティバルに出場しています。
・2017年は2ndソロアルバム「Sweet thing」をリリース
・2020年に10周年を迎えました!
山崎千裕 まとめ
・1983年東京生まれ。
・東京藝術大学音楽部を卒業後、渡米しLAツアーを敢行。
・2010年にオリジナルバンド 山崎千裕+ROUTE14を結成
・音質は比較的柔らかめだが、エッジは聞いている音。フレージングも気を衒うことなくストレート。ハイトーンなどは使わずクラシック傾向
・曲はジャズからポップス、フュージョン、アニメ、映画音楽まで幅広。
・2020年ごろからブルーノート東京オールスタージャズオーケストラに参加。
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