広瀬未来(Miki Hirose)は、日本のジャズトランペッターであり、作曲家・編曲家としても活躍しています。
ジャズオーディトリア2025や大阪万博会場での演奏などが予定されており、話題いっぱいのミュージシャンです。
プロフィールや使用楽器、アルバムなどをまとめみましたので、ご覧ください。
広瀬未来 プロフィールは?
▪️学校と経歴
1984年兵庫県 神戸市生まれ。
・甲南中学でトランペットを始め、嶋本孝之氏に師事。
嶋本氏は現在大阪芸術大学で演奏学科の准教授でジャズミュージシャン。
・甲南高等学校の在学中に関西で早くからプロ活動を開始。
・2002年には「中山正治ジャズ大賞」や「なにわ芸術祭新人奨励賞」を受賞するなど、早くからその才能を発揮していました。
・高校卒業後2003年に渡米し、ニューヨークでジャズを中心にサルサ、ファンクなど幅広いジャンルを学び、演奏活動を行いました。
・バークリー音楽大学の奨学金試験にパスし1万ドルの奨学金を手にしていますが、入学したという記述は見当たりませんでした。
・ニューヨーク市内の数々のライブハウスに出演し、数多くのレコーディングを行います。
・2006年に一旦日本に拠点を移し、日本各地のライブハウスで活躍
・2007年にはニューヨークに戻りフリーのトランペッターとして自身のバンドや数々のジャズオーケストラに参加
その後、ニューヨークと日本を行ったり来たりし、2017年に帰国。
・帰国後は大阪音楽大学や甲陽音楽学院で教鞭をとり、後進の育成にも努めています。
▪️活動歴と共演
渡米中は全米・欧州のライブハウスやジャズフェスで演奏。帰国後は神戸を拠点に、国内外の一流ミュージシャンと共演。
国内では、日本のジャズ界の重鎮 サックス渡辺貞夫氏のほか、サーカス、ゴスペラーズ、小野リサ、綾戸智恵などの著名アーティストと共演しています。
特に渡辺貞夫氏と共演したのはなんと高校2年生というから驚きです!
海外では、ニューヨークのジャズシーンを飾る、サックス奏者のベニーゴルソンなど著名なアーティストとステージを共にしています。
KOBE JAZZ DAYのプロデューサーや、ラジオ関西「KOBE JAZZ PHONIC RADIO」パーソナリティーも務めています。
広瀬未来 使用楽器は?
広瀬未来氏は、主にヴィンテージのKing Silvertoneトランペットを使用しています。
このモデルは、アメリカの老舗楽器メーカーKing社が製造したもので、豊かな音色とレスポンスの良さから、ジャズトランペッターに高く評価されています。
特に、彼の演奏スタイルにマッチしたウォームで深みのある音色が特徴です。
また、広瀬氏はフリューゲルホルンも演奏し、楽曲や演奏シーンに応じて使い分けています。
これにより、彼の音楽表現の幅広さと柔軟性が際立っています。
練習時には、Brass Gearのプラクティスミュート(消音器)を使用しており、自宅でも効率的に練習できる環境を整えています。
広瀬未来さんの楽器選びとその活用法は、彼の音楽に対する真摯な姿勢と探求心を反映しています。
広瀬未来 アルバムは?
▪️主なプロジェクトと作品
1. El valor(2024年)
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レーベル:Days of Delight
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内容:全曲オリジナルの書き下ろしで構成された意欲作。
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山口真文(テナーサックス)、片倉真由子(ピアノ)、中林薫平(ベース)、山田玲(ドラムス)とのレギュラークインテットによる演奏。
- 拝聴した感じ
ジャズらしい楽曲で厚みのある演奏でそれぞれ楽器が主役な感じを受けました。
2. Air(2021年)
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共演:片倉真由子(ピアノ)
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内容:トランペットとピアノのデュオによる繊細なインタープレイが特徴。
- 拝聴した感じ
お二人の独特の世界観が響き渡ります。
緊張感がありながらゆったりと流れる時間が心地いいです。
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レーベル:Days of Delight
3. The Golden Mask(2020年)
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内容:レギュラークインテットによる作品で、El valorの前作にあたる。
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レーベル:Days of Delight
4. Relight Delight(2021年)
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演奏:Miki Hirose Jazz Orchestra
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内容:ビッグバンド編成によるエネルギッシュな演奏が特徴。
- 拝聴した感じ
大人数のビッグバンド編成なので迫力がちがいます。グルーブ感が体を震わせます。生で聴きたいですね!
5. DEBUT(2018年)
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演奏:Miki Hirose Jazz Orchestra
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内容:スタンダード曲やオリジナル曲を含むビッグバンド作品。
ボーカルも入ってゴージャス!
6. Scratch(2013年)
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内容:クールでコンテンポラリーな二管編成のジャズアルバム。
7. A Day In New York(2010年)
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内容:ニューヨークでの録音によるデビューアルバム。
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拝聴した感じ
ニューヨークで録音ということで、アーティストは広瀬氏以外 は全員、海外の方々です。
雰囲気がニューヨークの夜シーン。
広瀬未来 まとめ
・広瀬未来氏は1984年 兵庫県神戸市生まれ。
・中学からトランペットをはじめ、高校2年生の時 ジャズ界の重鎮 サックス奏者の渡辺貞夫氏と共演
・高校卒業後 渡米しニューヨークの数々のライブハウスで演奏
・ニューヨークと日本を往復し、国内外のライブハウスやジャズフェスティバルに参加
・現在までに7枚のアルバムをリリースし、帰国後は関西を中心に自身のバンドやビッグバンド「Hirose Jazz Orchestra」でも演奏
・「ジャズオーディトリア2025」に出演予定

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