纐纈雅代さんのサックスを初めて聞いたのは、25年1月の「芹田珠奈」さんのライブでした。
その迫力と「孤高のサックス吹き」感に感動しました!
実は雅代さんの他に同じ姓の纐纈歩美さんというサックス奏者がいらっしゃいます!
「纐纈(こうけつ)」さんというのは、珍しいお名前ですよね!
その姓の由来とお二人のことをレビューしましたので、ご覧ください!
纐纈雅代と纐纈歩美
同じサックス奏者で同じ名字、そして同じ岐阜県出身の「纐纈歩美」さんがいらっしゃいます。
24年11月の私のブログでご紹介した方です。
最初 ご親戚とかご姉妹?と思いましたが、違ったようです。
調べてみると「纐纈(こうけつ)さん」というのは、岐阜県発祥の名字で、着物の絞り染の方法の一つで「こうけち」が由来。
そういえば江戸時代から岐阜は一大織物大国の一つでしたから納得です。
祖先は織物の職人やお店をやられていた家系かもしれません!
音楽の方はというと、今回の纐纈雅代さんはフリージャズ系、インディ系のサックス奏者です。
フリージャズはアートでいえば前衛アートで、その場の雰囲気や一緒に演奏しているメンバーによって曲想が変化して、まさに即興演奏の極みです。
必ずしもメロディにならないことも多いので、絶叫音やリズムとは無関係の展開になったりもするので、初めて聞いた方はびっくりするかもしれません。
纐纈歩美さんは、どちらといえばジャズ・フュージョン系です。
纐纈雅代 年齢は? プロフィールは?
1977年9月 岐阜県生まれ。 2025年だと48歳?
ライブで拝見した感じでは、30代だと思ってました。。
1歳から音楽が好きな母と2人の姉の影響でピアノを始める
1歳から始めるのはすごいですよね。
高校時代にソプラノサックスとアルトサックスを始める
2008年31歳の時、伝説のベーシスト 鈴木勲氏に見出され「鈴木勲 SOLITUDE FEAT.纐纈雅代」でCDデビュー
オリジナリティあふれるそのパフォーマンスは唯一のものと評され、今も息づいています。
ベースの鈴木勲氏といえば日本ジャズ界の伝説のベーシストの一人。渡辺貞夫グループに所属していたこともある。
そのほか日本の他のジャズレジェンドミュージシャンとのセッションを数多く残しており、世界的に著名な、これまた伝説のドラマー「アート・ブレイキー」にスカウトされ渡米し全米をツアーしているというすごい方です。
3年間、鈴木氏のバンドで活動後、
2011年 リーダーバンド「Band of Eden」結成
老舗ジャズクラブ 新宿PIT INNをホームグラウンドに活動。
新宿 PIT INNは私も学生時代よく通ったところで、ジャズライブといえばこの場所でした。最初は新宿伊勢丹の裏にあり、調べてみると1992年に今の場所に移転しました。
日本を代表する数多くのジャズミュージシャンがホームグランドとし、今も若きジャズミュージシャンがここで演奏することが憧れるジャズクラブ名門中の名門です。
おまじゃくしをビジュアルにしたTシャツが可愛かったです。
纐纈雅代 アルバムリリース!
2015年初のアルバム「Band of Eden」をリリースした以来、10年ぶりにリーダー作をリリース。
その名も「如意ン棒 ”〜ぜんぶ、流れ星のせい〜」!
「如意ン棒」がバンド名、「〜ぜんぶ流れ星のせい〜」がタイトルです。
何とも宇宙感を感じさせるタイトルで、インスピレーションマックスですね。
最初のアルバムは新宿PITINN で行われた熱狂ステージを納めたライブレコーディング。
今回は日本屈指の名スタジオ、キングレコード関口台スタジオでのレコーディングです。
気鋭ミュージシャンの方々を集め、「インスピレーション第一の雅代さん」らしく、リハーサル一切なしでライブに望んだ模様を収めています。
なんかゾクゾクしますね!
ちなみにキングレコード関口台スタジオというのは、講談社のレコード部がルーツで1997年に現在の3代目の姿になった、とてつもない技術をつぎ込んで完成したスタジオです。
一番の特徴は約3トンものコンクリート板が12枚も設置され音の残響時間を調整できるという鹿島建設、キングレコード、日本音響エンジニアリング3社が技術と頭脳をつぎ込んだスタジオです。
まとめ
・纐纈雅代 1977年9月 岐阜県生まれ
・2008年 伝説のベーシスト鈴木勲氏に見出され、CDデビュー
・2011年「Band of Eden」を結成し、2015年自身の初リーダーアルバム「Band of Eden」をリリース
・演奏スタイルはフリージャズ系。インスピレーションからの情念を音として表現する前衛スタイル
・2024年「纐纈雅代」改め「纐纈之雅代」として初のリーダーアルバム「〜ぜんぶ、流れ星のせい〜」を2025年にリリース
・これからも目が離せません!!
■纐纈歩美さんのプロフィール

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