サックス一本で世界を舞台に活躍してきたジャズのレジェンド、渡辺貞夫。
中でも代表作とされる「カリフォルニア・シャワー」は、1978年に20万枚を超えるセールスを記録し、日本のジャズ・フュージョン界に革命をもたらしました。
曲紹介やご家族の話をまとめていますので、ご覧ください。
渡辺貞夫 「カリフォルニアシャワー」は代表曲
渡辺貞夫氏の代表曲の1つはやはり「カリフォルニアシャワー」!です。
1978年のリリースでジャズ界稀に見る20万枚を売り上げたヒット作であり、このアルバムによって、日本のフュージョン界が一気に盛り上がりました。
渡辺貞夫氏のオリジナル曲で、参加ミュージシャンも素晴らしく、世界的一流キーボーディスト、作曲者である「デイブグルーシン」ギタリストの「リーリトナー」などが参加しています。
そしてこの頃はレコードですが、レコードジャケットの写真が今までのジャズとは程遠い明るくリゾート感たっぷりのジャケットで、それまでの薄暗いバーで繰り広げられるジャズとは一線を画しています。
海をバックに頭からスコールを浴びたようなシーンが素敵です。
つまり、全体的に明るい渡辺貞夫氏の音とカルフォルニア感のあるサウンドが渡辺貞夫の音楽的個性と国際性を象徴する代表曲であり、日本のジャズを世界へ広めた重要な一曲と言えると思います。
また、カルフォルニアシャワーはCMにも起用されました。
資生堂のブラバスという男性用シャワーコロンで、昔のイケメン俳優の草刈正雄が出ているCMのテーマに起用され一世風靡しました。
私は高校生でしたが、ブラバス買ったりしてました。。
補足として、1970年代の渡辺貞夫氏はジャズマンらしくニューヨークでもライブを単身でやっていた時期もありました。
世界的に知られるジャズピアニスト「チックコリア」やドラムの最高峰と言われる「ジャックディジョネット」とも共演し「Going and coming」という曲は名作の一つといわれいています。
渡辺貞夫 奥さん 娘さんはどんな方?
世界中を駆け巡る「世界のナベサダ」こと渡辺貞夫氏は1957年に「貢子(みつこ)さんという方とご結婚されます。
江戸っ子で東京の人形町のご出身とのことで、男気があってきっぷが良かったそうです。
自分にはないものをたくさん持っていたとテレビ番組で話していて、渡辺貞夫氏はきっと控えめな人なのかなと思います。
そういえば、プレイも情熱的でありながらエレガントな感じがします。
1962年に渡米し名門バークリー音楽大学に留学し、しばらくしてアメリカにお子さんと共に呼んで暮らしていました。
そこから約50年ご一緒され、今は娘さんと暮らされているそうです。
娘さんは眞子さんといい、絵本作家として活躍されています。
「りっぱな犬になる方法」や「世界にたったひとつの犬と私の物語」など犬関連の作品があります。
わんこが好きなのでしょうか? 優しい気持ちになれそうな本ですね。
渡辺貞夫 年齢は?
渡辺貞夫氏は2025年で92歳。
1933年(昭和8年)宇都宮出身。
バリバリの現役です。ライブ映像を見るとステージの間 ずっと立って演奏しているし、衰えた感じが全くしないですね。
トークも面白くあまり長くはしゃべらないのですが、それがまたいいです。
人生100年時代と言いますから、これからもご健在でいてほしいです!
同じぐらいの日本のミュージシャンとしてピアノの秋吉敏子さんが2025年で95歳です。
多分 最高齢ではないでしょうか。今でも現役でライブをやられています。
サックスでは渡辺貞夫氏が最高齢と思います。
お二人の演奏や録音は、ジャズファンにとって貴重な財産と言えるでしょう。
渡辺貞夫 まとめ
・渡辺貞夫氏の代表曲の一つは「カルフォルニアシャワー」。
・カルフォルニアシャワーのバックには、リー・リトナー(ギター)やデイブ・グルーシン(キーボード)など、当時の西海岸の一流ミュージシャンが参加し、国際的なサウンドを実現しています。
・渡辺貞夫氏は2025年で92歳。現在も月に3回から5回ぐらいのライブをこなしており精力的に活動しておられます。
・渡辺貞夫氏には絵本作家の娘さんがいらっしゃいます。
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